北海道で科学を考える、leafs

科学について、学び、伝え、見せる。北海道を拠点に活動する、学生科学コミュニケーションユニット、leafsのブログです。

「感情」で説明しちゃったりすること②

leafs大澤です。

 

前回、「物体が『落ちたがっている』という擬人化された説明はOK??」という疑問を載せた記事を書かせていただきました。今日はその続きを書きたいと思います。

 

僕は高校生の時、故郷八丈島で「光るキノコ観光ガイド」をやっていました。

※光るキノコについては以下、八丈ビジターセンターのHP参照

  ↓↓↓↓

島の生きもの

 

その際によく出る質問が、

「光るキノコって何のために光ってるんですか???」

というもの。

確かに。気になりますよね。なんでなんだろ。

今はどうか知りませんが、僕が高校生の時には

「まだわかりません!」

が正しい答えでした。

 

でも、それだけだと面白くないので、仮説をいくつか付け加えるんですね。

「毒がある/ないことを周りにアピールしているのかも!」

「光によって来る虫を集めて、胞子を運んでもらいたいのかも!」

「観光客の皆さんに、たくさんよってきてもらうため??」

等々・・・(笑)

 

今になって思うのは、これらの仮説について

「そうか、光るキノコは毒があることを知ってもらいたいのか!」

という理解をしたとして、それはよい理解だといえるのでしょうか・・・?

 

論文を訳さないといけないので、今日はここまで。

またつらつらと気が向いたときに書いていきたいです。

 

p.s.

先日の投稿をシェアしてコメントをくださった方、ありがとうございました!

・「理系への壁の緩和」って、やっぱりポイントですよね。正確性との天秤は、話す場所によって変わるのかもしれませんね。

・自分はフィールドよりの理学部というのもあり、おっしゃられているような「ITコミュニケーター」という考え方を、恥ずかしながらあまり意識したことはありませんでした。確かに、技術の話のほうが実用的であるがゆえに生じる課題なんかもありそうですね。ともすれば「使えればいいんでしょ?」って思われちゃいそう…自分もす押し思ってるかも汗汗

 

 

大澤